ゴッホの絵画のパーツを使ってデジタル「紙芝居」を作るシリアスゲーム

オランダのゴッホ美術館の提供している子供向けのシリアスゲーム“Camilles kijkdoos”が、Europeana Design Award 2012で銀賞(?)に輝いたそうだ。

美術館所蔵の有名絵画を使って、それらに描かれているパーツを、立体的な空間上に配置して動かすというもの。

—————————-

ぐりぐり動かすと、結構面白い。

オランダ王立芸術・科学アカデミーによるDigital Humanitiesプロジェクトサイト“Alfa Live”

人文学研究のデジタルツール利活用の促進、および、国または国際的なレベルでの人文学研究者の協力関係の強化を目的とした、オランダ王立芸術・科学アカデミー(KNAW)が運営しているDigital Humanitiesのプロジェクトサイト。開始は、2009年3月1日から。

Alfa Liveには、TextlabとInterfaceLab、LifeLab、GeoLabの4つの研究プロジェクトがある。

TextLabは、スキャンしたテキストのアップデートをしたり、そのテキスト化や注釈の付与、そして公開の機能等をもったeLaborateというデジタルプラットフォームを利用して、史料のテキスト分析を行うプロジェクトのようだ。InterfaceLabは、人文系研究者とコンピューター科学の専門家等との共同でバーチャル研究環境(VREs)の開発を行い、GeoLabはGISを用いた研究を行う。最後のLifeLabは、1812年から1922年に生まれた約7800人をサンプルに、ライフコースのデータベース化を行ったもの。その成果は、Historical Sample of the Netherlandsというサイトで公開されており、歴史研究や人口統計学に役立てるという。

——

最後のLifeLabが面白そうだな。

Mutual Cultural Heritage & The Dutch

オランダ政府の文化遺産機構である”Netherlands Institute for Heritage”による、文化遺産情報の集約・提供ウェブサイト。

サイトの説明によると、オランダの歴史は他国との関わりの歴史でもあったので、文化遺産は当然他の国(ブラジル、ガーナ、インドネシア等,)との共有のものとして存在するとのこと。

「記憶の歴史学」の現代版の一事例として見るには面白いと思う。

Mutual Cultural Heritage & The Dutch