オーストラリア発、英語圏のDH関連ニュースを提供する“2cultures.net(.au)”

オーストラリアのメルボルン大学等の数機関によるVictorian eResearch Strategic Initiative(VeRSI)というイニシアチブが運営している、100を超す英語圏のDigital Humanitiesを扱うブログや関連サイトの記事を提供するウェブサイト。

Digital Humanities Nowのサイトと似た感じで、記事タイトルをクリックするとその記事の提供元のサイトに飛ぶ仕掛けになっている。

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DHNowとどう差異化するんだろうか。

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デジタル人類学(Digital Anthropology)関係のプロジェクト

PLoS Blogのひとつ“Neuroanthropolohy”で、2011年11月20日にアメリカ人類学会の一セッションとして開催された(?)“Digital Anthropology: Projects and Projections”が紹介されている。

ブログの記事では、そのセッションで取り上げられた「デジタル人類学」(Digital Anthoropology)関係のプロジェクトへのリンクと、パネルセッションの紹介、それと個別のプロジェクに対するコメントを掲載している。

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人類学はなんとなく視野の外においてしまっていた。反省。

National Humanities Center、アメリカ高校教師向けのアメリカ史リソースサイト“America in Class”を公開

2011年10月19日に、アメリカのNational Humanities Centerが高校教師向けにアメリカ史の授業用資料の提供サイト“America in Class”を公開している。

サイトでは、一次史料や二次資料、アメリカ史やアメリカ文学研究の第一人者によるエッセイ、オンラインセミナーなどを提供しているようだ。また“Lessons”という項目もあって、そこでは背景を含めた史料紹介と、生徒とのディスカッションをする際の議論をどのような方向性に持っていけばよいかについても教えてくれるという。

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歴教協ってこういうことはしないのだろうか、と思ってサイトを見てみたら、明日の授業に使える小学校社会科というデジタル資料なるものを売っている(!)ようだ。アメリカを礼賛するつもりはないが、いろいろちがうなと。

史学史のように人文学のなかの一つの専門の歴史ではなく、「人文学」史なる観点から論じられるようになりたいと思う。

ランカスター大学、史料のテキストから地名情報を抜き出すDHプロジェクトを開始

イギリス、ランカスター大学がEuropean Research Council Starting Grantの150万ユーロを得て、5年間かけてDigital Humanitiesの研究プロジェクトを行うようだ。

“Bringing Geographical Information Systems to the Digital Humanities: Defining Spatial Humanities”と名付けられたそのプロジェクトでは、史料のテキストから地名や場所に関する名前を自動で抜き出す技術を開発するという。

開発された技術は、以下の2つのケースで検証される。

一つが、18世紀半ばから20世紀初頭のテキストから湖水地方に関する表現を抜き出すもので、それらのテキストの中に湖水地方に関する現在のweb2.0上での表現がどのように認められるのかを調査する。

もう一つが、19世紀の社会・人口統計史に関するもので、テキストに国勢調査のようなリソースからどのように統計的な情報が含まれているのかを検証するという。

ニューヨーク市立大学で行われた“Digital Humanities in the Classroom”の講演動画

2011年10月18日にニューヨーク市立大学で行われた”Digital Humanities in the Classroom”でのMark Sample氏とShannon Matternの動画。

二人の経歴等の情報は以下を参照。

1,200件以上の歴史系サイトへのリンクを提供する“Best of History Websites”がすごい

EdTechTeacherによる歴史系ウェブサイトのポータル“Best of History Websites”。

このポータルサイトでは、先史、古代史、中世、アメリカ史、近世ヨーロッパ史、近代史、WWII、軍事史、現代史、美術史、オーラルヒストリー、歴史一般、マップといったオーソドックスなものだけでなく、K-12対象の授業計画、ゲームやアニメーション、研究用といったカテゴリも設けられており、全カテゴリで1,200以上のサイトの紹介とリンクを提供しているもののようだ。

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ゲームとかアニメーションも拾っているのは面白いだろう。授業とかに使えるものがあるのかもしれませんね。

ヨーク大学が中世イングランドにおける8万人の移民情報を集めるデータベースの構築へ

ヨーク大学がAHRCから助成を得て、1330年から1550年までのイングランドにいた8万人の移民に関するデータベースを構築するプロジェクトを実施するようだ。2015年の完成を目指すという。

このデータベースは、移民の多様な生活史、イングランドの国民性や移民、帰化の最初の枠組み、法や政治、文化に与えた長期的な影響などの研究に役立つという。