フランス語圏のDigital Humanities研究マップ“Carte des digital humanities francophones”

フランス語圏のDigital Humanities研究マップ“Carte des digital humanities francophones”。

その名の通り、フランス語圏のDH研究プロジェクトを地図から検索できる。だけでなく、ワードクラウドからのキーワード検索、研究タイプや研究プロジェクト・機関名、研究キーワード、住所と国からも検索することができる。

世界中のDH機関ネットワークであるcenterNetも地図等で検索できるが、あれは「機関」の検索がメインで、上のマップとは少々異なる。ありがたいので、ぜひスペイン語圏版も。

ドイツのDH研究インフラプロジェクトTextGridに関するメモ

TextGridは、ドイツにおける、人文学のデジタル研究環境を提供するプロジェクトで、2009/6/1-2012/5/31の期間で、ドイツの教育研究省の助成を受けた。

プロジェクトは、リポジトリとラボの2つから構成され、リポジトリでは人文系の研究データの長期保存とアクセス提供がなされる。ラボは、研究インフラへの入り口として、ツールやサービスを提供する。ちなみに、2012年5月にTextGrid2.0がリリースされている。

まだ続けられるようだがニューズレターの配信は終了し、今後は、DARIAH-DEとTextGridが運営するドイツ語圏のDHブログ“DHd-Blog”で、ニュースが提供されるとのこと。

なお、TextGridが、DHの宣伝めいたショート動画を公開している。

ジェンダーや医療をテーマに歴史学と現代とを結ぶ、Public Historyブログプロジェクト“Nursing Clio”

歴史学と、ジェンダーや医療・医学を取り巻く現代の政治、社会、文化的問題とを結びつける協同ブログプロジェクト“Nursing Clio”。

ブログは、ミシガン大やオレゴン大等の歴史学の博士課程院生やPh.Dを取ったばかりの若手研究者8人が運営しているもので、歴史研究者やヘルスケアワーカー、地域活動家、学生、一般市民に対して、ジェンダーをめぐる現在進行形のあるいは歴史的な議論にコミットするための土台を提供しようというもの。

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こういう問題意識を同じくする人たちで協同ブログを運営するプロジェクトというのはいいなあと思ったが。

そういえば、似たようなことをしてました。

米バージニア大学術コミュニケーション研究所が人文系専攻者のキャリアパス調査を実施へ

米国バージニア大学の学術コミュニケーション研究所(Scholarly Communication Institute)が、人文系大学院課程のプログラム準備のため、人文系専攻者のキャリアパス調査を行うと発表した。これは、もともと同大学のScholar’s Labの#Alt-Academyが実施していたものを、研究所が引き取って行うようだ。

調査は2段階で、一つは実際にノン・アカデミックキャリアへ進んだ人に対するアンケート調査、もう一つはその雇用者へのアンケート調査となっている。

研究所はデータ収集を通じて、人文系の多様なキャリアパスの理解を深め、大学院でのキャリア教育を役立てたいとしている。

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キャリアパスが多様であるというだけで、既存のカリキュラムを不問にしていては意味がないということだろうか。

Announcing a new SCI study on alternative academic career paths – Scholars’ Lab – 2012.07.10
http://www.scholarslab.org/announcements/announcing-a-new-sci-study-on-alternative-academic-career-paths/

SCI Launches New Study on Alternative Academic Career Paths – Scholarly Communication Institute – 2012.07.10
http://uvasci.org/2012/07/sci-launches-new-study-on-alternative-academic-career-paths/

歴史研究者のためのプログラミング入門書“The Programming Historian”第2版が公開

しばらく前から作成が進められていた、プログラミングを学びたい歴史研究者のためのチュートリアルベースのオープンアクセステキスト“The Programming Historian”第2版が公開された。今回もPythonがメインのようだ。

公開されたとはいえこれで終わりというものではなく、この第2版は、今後も章が追加されるほか、読者からのフィードバックを得て改良が続けられるという。とりあえず、現状は以下の通り6章立てとなっている。

Getting Started 

Working with Files and Web Pages

From HTML to a List of Words 

Computing Frequencies

Wrapping Output in HTML

Keywords in Context (KWIC) 

ref:

The Programming Historian 1st ed. 日本語訳

プログラミングを学びたい歴史研究者のための入門書“The Programming Historian”

スイス歴史学ポータルinfoclio.chがデジタル化『ルソー全集』を提供する“rousseauonline.ch”を公開

2012年はルソー生誕300周年ということで、ルソー年らしい。

これを記念してスイスの歴史学ポータル“infoclio.ch”は、7月10日、“rousseauonline.ch”をCCライセンスのもとで公開した。これは、1780年から1789年までにジェノヴァで刊行されたルソー全集(Collection complete des oeuvres)17巻、約10,000ページについて、オンライン版・PDF版・EPUB版の3種をフリーで提供するというもの。

テキストには、書誌情報がつけられており、また、オリジナル版とのページ番号の対応もさせてある。つまり、PDF等の文中に登場するページ番号をクリックすると、ジェノヴァ図書館のデジタルライブラリーで公開されているオリジナル版のルソー全集の当該ページが表示される。もちろん、全文検索も提供されている。

ちなみに、17巻の内容は以下の通り。

VOLUME 1. Ouvrages de politique

VOLUME 2. Julie ou la nouvelle Eloise, tome premier

VOLUME 3. Julie ou la nouvelle Eloise, tome II

VOLUME 4. Emile ou de l’education, tome premier

VOLUME 5. Emile, ou de l’education, tome II

VOLUME 6. Melanges, tome premier

VOLUME 7. Melanges, tome second

VOLUME 8. Theatre, poesie et musique

VOLUME 9. Dictionnaire de musique

VOLUME 10. Les confessions. Les reveries du promeneur solitaire.

VOLUME 11. Rousseau, juge de Jean-Jaques. Dialogues

VOLUME 12. Pieces sur divers sujets et recueil de lettres sur la philosophie, la morale et la politique

VOLUME 13. Supplement a la collection des oeuvres de J. J. Rousseau, tome premier

VOLUME 14. Supplement a la collection des oeuvres de J. J. Rousseau, tome second

VOLUME 15. Supplement a la collection des oeuvres de J. J. Rousseau, tome troisieme

VOLUME 16. Second supplement a la collection des oeuvres de J. J. Rousseau, tome premier

VOLUME 17. Second supplement a la collection des oeuvres de J. J. Rousseau, tome second

せんだい歴史学Cafe: USTREAM番組 せんだい歴史学カフェ第10回「けんちく!」

sendaihiscafe:

USTREAM番組 せんだい歴史学カフェ第10回「けんちく!」

放送予定:731日(火)21:0022:00 

「せんだい歴史学カフェ」は、仙台からお送りするUSTREAM番組です。
主に西洋史を研究している若手研究者有志が、歴史学の面白さをわかりやすく伝えるために始めました。

10回のテーマは「けんちく!」です。
西洋史上では古代から現代まで、われわれの興味を引いてやまない建築物が多々存在しています。

せんだい歴史学Cafe: USTREAM番組 せんだい歴史学カフェ第10回「けんちく!」