HATACのDigital Historyグループによるシリーズ記事が3月3日に公開された。毎回、3つのDigital Historyプロジェクトを取り上げ、その研究者を招いてグループインタビューするというもので、今回はその第2弾にあたる。
今回のテーマは、歴史教育におけるモバイル技術(“Mobile histories: How mobile technologies transform history teaching”)で、記事はナショナル、州、地方(都市)の歴史と、大きく3つに分けられている。それで、ナショナルヒストリーにはアメリカの議会図書館によるプロジェクト”Teaching with Primary Sources”が、州の歴史についてはミネソタ歴史協会が、最後に地方(都市)の歴史に関してはClark Street Comminity Schoolの教員によるモバイル端末を利用した経験が紹介されている。
取り上げられている全てのプロジェクトでは、ARISというモバイル向けオープンソースプラットフォームが利用されているとのことで、これも興味深いと思う。
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「モバイルと歴史教育」と聞くと、なんとなく「地域の歴史を…」という視点のものだと思っていたが、LCのプロジェクトを引っ張ってくるとは思わなんだ。ただ、LCのインタビューはいまいちなのが残念。