スペイン国立図書館が研究者向けに活動報告会開催を告知。DHへの支援を鮮明に。

ここ数日、スペイン関係の研究会などのサイトやメーリングリストで、スペイン国立図書館(BNE)から送付された文書の紹介が相次いでいる。

内容は、BNEが来年2月に研究者向けの活動報告会開催を告知するというもの。送付先はスペイン国内だけでなく、日本にあるスペイン関係の研究会も含まれており、この分では世界中の関係機関等に送られているのだろう。

読んでみると、BNEの最近改正された?新規則では、世界の研究機関や研究者らとのコミュニケーションを行い、研究支援センターとしての役割を推進すると定められており、それに基づき、公営企業のRed.esと締結した資料のデジタル化とその利用促進に関する報告が、その報告会では予定されているようだ。そのほか、最近のBNEが進めている大学との提携やサービス改善等も話題に入っているらしい。

だが重要なのは、研究支援の文脈で、特にDHに言及している点だろう。これまでBNEの発信文書ではあまりDHという言葉”Humanidades Digitales”が登場することはなかったが、いよいよBNEもDHに乗り出すのだろうか。