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『ドン・キホーテ』ポータルをスペイン国立図書館が公開 第2部刊行400周年にあわせて

2015年7月8日に、スペイン国立図書館がIberdolaと共同で、『ドン・キホーテ』のポータルサイト”Quijotes”を開設した。これは、『ドン・キホーテ』第2版の刊行400周年を記念して作成されたもの。

quijote

ポータルサイトは、同館に所蔵されている、世界40か国語以上に翻訳・編集された、3,300版を超す『ドン・キホーテ』への一元的なアクセスを提供するものとなっている。具体的には、カスティーリャ語版をはじめ、他言語版やセレクション版等の解説とその書誌情報、同館が2010年に公開した、かなり作り込まれたデジタル化初版本『ドン・キホーテ』(Quijote interactivo)や、同館のLinked Dataサイトdatos.bne.esへのリンク等が提示されている。

Quijote Interactivo

日本語版の刊行史のページを見てみると、19世紀末に子供向けの部分的な翻訳が登場し、どれも英語版をベースにしたものであることや、その後、永田 寛定、高橋正武、会田由らによるカスティーリャ語版をもとにした翻訳がなされたこと等が紹介されている。

ちなみに、国立国会図書館デジタルコレクションで検索してみると、一番刊行年が早いものとして、1893年刊の松居松葉抄訳『鈍機翁冒険譚』(!)の中身をみることができる。

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神聖ローマの重要文庫“Bibliotheca Palatina”がデジタル化で「復活」へ

1386年ハイデルベルク大学設立にまでさかのぼり、30年戦争期後にヴァチカンとハイデルベルクに分かれてしまった、神聖ローマの最も重要な蔵書コレクションであるパラティーナ文庫“Bibliotheca Palatina”が、デジタル化技術で再現されるようだ。

2001年にハイデルベルク大学図書館が当該コレクションのデジタル化を開始し、2012年1月にはヴァチカン図書館も同様にデジタル化に着手したとのことで、これが終われば二つのデジタル化コレクションが再度一つにまとめられ、晴れて「復活」になるとのこと。

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Bibliotheca Palatinaを「パラティーナ文庫」と書くのかはちょっと自信ないが。

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European History Primary Sources(EHPS)のポータルサイトがリニューアル

2012年5月9日に、European History Primary Sources(EHPS)がリニューアルされた。EHPSはヨーロッパ史に関する一次史料を持つ機関等を調べるためのウェブサイトで、作成は、フィレンツェの European University Instituteの歴史・文明学部(Department of History and Civilization)と図書館による。

新バージョンではデザインと検索機能・ナビゲーションが改良されたほか、絞込検索、検索履歴保存、RSSやメールでのアップデートお知らせの機能等が実装されたとか。

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ヨーロッパ史学史電子図書館“ELIOHS”

ヨーロッパ史学史上の重要文献を提供する電子図書館。1996年開始のようだ。運営はトリエステ大学のGuido Abbattista氏とフィレンツェ大学のRolando Minuti氏が中心で、その他イタリアやフランス、アメリカの大学関係者が加わっている。

サイトでは、近代歴史学の古典や、歴史学方法論・歴史理論に関する著作とともに、その著作を著した史家の略歴と参考文献も提供している。対象は16世紀から20世紀までのもの。

公開されているテキストは、ELIOHSによってテキスト化されたものもあれば、他の電子図書館(GallicaやProject Gutenberg)で参照させるものもある。

この電子図書館の目的は、信頼できるテキストをインターネットで提供することにあるようで、テキスト化したものを使って分析しようというものではないようだ。DHとしてはこれを踏まえて次にどうするかが問題か。

ELIOHS: Electronic Libarary of Historiography

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