スペイン・ポルトガル語圏のデジタル人文学・社会科学の現状をまとめたマップ”Atlas of Digital Humanities and Social Science”が公開

スペイン・ポルトガル語圏を中心にした、デジタル人文学・社会科学に関する研究者・研究センター・研究プロジェクトのマップ”Atlas of Digital Humanities and Social Sciences”が、Day of DH 2014の開催にあわせ、2014年4月8日に公開された。

 

Atlas of Digital Humanities and Social Science

 

これは、グラナダ大学のプロジェクトGrinUGR(Collaboratory for digital cultures in social sciences and humanities)と、2013年6月のDia de HD(スペイン語圏版DHの日)を発端に開始されたElika Ortega、Silvia Gutierrez両氏によるプロジェクトMapaHDとの共同プロジェクトとしてのものである。

この世界地図には、118名の研究者、36件のプロジェクト、14のセンターと10件のリソースがマッピングされている。収録データは、ウェブアンケート、人づての情報収集、Twitterのリスト、プロジェクト・センターのウェブサイトに基づくものという。

特徴としては、非英語圏であるイベロアメリカ圏を中心にしていることはもちろんのこと、DHのみではなくデジタル社会科学の領域も含めていること、それらの収録データをオープンデータとして公開していること等が挙げられている。

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少し見てみた感想としては、
・マッピングによる表現方法は、現在の研究状況の広がりを示すうえでは有効な手法だと思う。だが、歴史学の研究者としては、研究プロジェクトがどの時代を対象にしているのかが伝わりにくくなると思うので、タイムラインもあればよいのかなと思った。
・実際の研究成果、例えば論文等にもリンクさせていると、Dialnet等で調べる手間が省けるだろうと思う。

とはいえ、ちょうどスペインのDHについて論文を書いているところなので、積極的に活用したい。