スイス歴史学ポータルinfoclio.chの担当者によるプレゼン資料「Digital Humanities入門」

スイスの歴史学ポータルサイト“infoclio.ch”のEnrico Nataleさんのプレゼン資料がSlide Shareで公開されている。

2012年4月2日のアーキビストフォーラム?での報告で、タイトルは“Inrtoduction aux humanites numeriques / Digital Humanities”。

DHの定義から始まり、DHの歴史、DHの研究の現状、プロジェクト等の紹介、研究機関の紹介、スイスにおけるDHの展開、最近刊行された参考文献等がまとめられている。

知らないものもいくつかあったので興味深い。

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古代の港について調べたいときのサイト“Ancient Ports – Ports Antiques”

古代の港の名前等についての情報を集約しているサイト。

文献に基づいて情報を集めており、現在66人の古代の著述家(と一部近代の著述家)の史料をもとに、約2750件の港の情報がまとめられている。知られていない史料をつかって新たにどこかを探すという目的でやっているわけではないようだ。

まとめられた情報についてはPDFで公開されている。

米国務省による「米国外交文書史料集」(FRUS)の電子書籍化テスト

やや旧聞に属するが、2012年3月8日に、米国務省が、編纂している「米国外交文書史料集」(FRUS)のうち5点だけを電子書籍化してテスト公開している。すでにこれまでにもFRUSは紙やPDFなどで公開されてきたが、国務省は紙とウェブ版のいいとこどりになるとして電子書籍化のテストを始めたようだ。フォーマットはePubとMobipocketとのことで、提供されているのは次の5点。

  • Foreign Relations of the United States, 1964-1968, Volume XIX, Arab-Israeli Crisis and War, 1967. 
  • Foreign Relations of the United States, 1969-1976, Volume X, Vietnam, January 1973?July 1975.
  • Foreign Relations of the United States, 1969-1976, Volume XXIV, Middle East Region and Arabian Peninsula, 1969?1972; Jordan, September 1970. 
  • Foreign Relations of the United States, 1969-1976, Volume XXXII, SALT I, 1969?1972. 
  • Foreign Relations of the United States, 1969-1976, Volume E?12, Documents on East and Southeast Asia, 1973?1976. 

今年後半までのテスト期間を経たのち、FRUSは国務省のウェブサイトや電子書籍ストアで提供されることになるだろうとしている。

Ancient History Encyclopedia、「古代世界版Googleマップ」プロジェクトに向け協力者を募集中

全コンテンツの査読を行っているオンライン古代史百科事典“Ancient History Encyclopedia”が、「古代世界版Googleマップ」プロジェクトの実施に向け、歴史研究者や考古学者等の協力者を募っている。

「古代世界版Googleマップ」は文明の興りから後700年までをカバーするものを予定しているという。

“Map of Digital Humanities”

PreziにAlan Liu氏のデジタルヒューマニティーズの関係図が公開されている。Alan Liu氏はカリフォルニア大サンタバーバラ校の教授。

これだけだといまいちよくわからないが、Amanda French氏がツイッターで「パブリックヒストリーや図書館、文書館が抜け落ちてる」と指摘している。まあ確かにと。

なお、Preziで公開されているAlan Liu氏の資料には、“Creating a Humanities Advocacy Media Plan”もあって、人文学のアドヴォカシーのためのメディアプランなるものが示されている。併せて読みたい。

世界中の王権・王室等に関する研究ネットワーク“Royal Studies Network”

時代・地域を問わず、王権や王室に関する研究をテーマとしている研究者のためのネットワーク“Royal Studies Network”。

ネットワーク参加の条件は、王権等に関連した研究をしていれば何でもよく、研究のアイディアや研究内容、刊行物、イベント等の情報共有を目的としたオンラインコミュニティとなっている。

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時代・地域を超えて、共通のテーマで議論できる環境を作るというのはいいですな。

2012/4/19のDan Cohen氏の講演動画@ミネソタ大学

2012年4月19日、ミネソタ大学Institute for Advanced StudyでのDan Cohen(Roy Rosenzweig Center for History and New Media at George Mason Univ.)の講演動画が公開されている。

講演は、要するにデジタルヒストリーに関するもので、ボーンデジタル時代の歴史研究の可能性と危険性をテーマとしたもの。