少し前、5月9日に、アイルランド王立アカデミー(Royal Irish Academy)のプロジェクト“Documents in Irish Foreign Policy”が1921年の英愛条約を初めて電子書籍化し、無料で公開した。アイルランドのDHネットワーク“Digital Humanities Observatory”とアイルランド国立公文書館との共同による。
フォーマットはEPUBとMobi、PDFとなっており、キンドルやiPad等で読むことができる。
Digital History and Public History
少し前、5月9日に、アイルランド王立アカデミー(Royal Irish Academy)のプロジェクト“Documents in Irish Foreign Policy”が1921年の英愛条約を初めて電子書籍化し、無料で公開した。アイルランドのDHネットワーク“Digital Humanities Observatory”とアイルランド国立公文書館との共同による。
フォーマットはEPUBとMobi、PDFとなっており、キンドルやiPad等で読むことができる。
アイルランドのDH組織、Digital Humanities ObservatoryがDigital Humanitiesに関する半日のワークショップを開催するようだ。
この”Digital Humanities Tech Skills“というワークショップは、研究に直結したスキルの習得を目的としたもので、CMS入門、データ分析のための視覚化の方法、データ公開のための視覚化の方法、という3つのテーマが設定されている。参加者には特に前提知識は求められていないようだ。
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この手のワークショップというかセミナーみないたものって、日本ではやっていないのかな。
アイスランドのRoyal Irish Academyが、2011年9月14日に“St Patrick’s Confessio HyperStack”を公開した。St Patrick’s Confessio HyperStackでは、アイルランドの聖人である聖パトリックの著作(”Confessio”と”Epistola”)のテキスト・デジタル画像などを提供するもの。テキストは、現存されているマニュスクリプト・写本・テキストの再構成版など出版されている関連史料を全て収録しているという。
良くあるデジタル化・テキスト化よりも手が込んでいて、ウェブサイトでは原文のラテン語のほかに、英語、アイルランド語、イタリア語、ポルトガル語、ドイツ語で読めるだけでなく、各国語テキストとラテン語テキストと、あるいはオリジナルの画像と対応させるなどしている。
他にもいろいろと情報が盛り込まれている。かなりつくりこまれていて、このクオリティは圧巻。