前回の続き。
自分は横文字の史料しか使わないのであまり気にならなかったが、前回エントリの反応のなかで「縦書きはできるのか」というコメントがあった。
翻刻する場合、確かに日本語やアジア言語だとNoteエリアでの縦書きは必要なので、Tropyの質問場所であるForumsで尋ねたところ、運営者から次のような回答があった。
今のところ縦書き対応の予定はない。けど、ユーザの要求があるなら、そしてシステムがそれに対応できるなら、縦書きには対応したいと思う。
さしあたってCSSの設定で縦書きにする方法を教えていただいたので、それを自分で少しカスタマイズした結果は次の通り。
1. Tropyのメニューにある Help から Show log files を選択して開く。
2. logのフォルダが選択されているはず。それと同じ階層に次で作る設定用のCSSファイルを格納する。
3. 以下をコピーしてメモ帳か何かに張り付けて、style.css の名称で保存。
.ProseMirror {
writing-mode: vertical-rl;
text-orientation: upright;
margin: 0 auto;
}
4. Tropyを開きなおせば、以下のように、翻刻やメモ、注釈をつけることができるnoteのエリアが縦書きになっているはず。
(上記の画像史料は、NDLのデジタルコレクションの著作権切れのものを使用。http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1144621/6)
ただし、この方法ではすべてのノートが縦書き仕様になってしまうみたいで、ある史料は縦書き、別のある史料は横書き、といった具合にはならない模様。
詳しい方がいらっしゃれば教えていただけると幸いです。
それと、Tropyの日本語化についても要望を出し、翻訳協力したいとはお伝えしてみた。現在その結果待ちというところ。