Zoteroに日本の歴史学におけるデジタル技術の活用を論じた文献情報をまとめるグループを作成しました

タイトル通りですが、文献管理ツールZoteroに日本の歴史学におけるデジタル技術の活用を論じた文献情報をまとめるグループとして、”History and Historiography of Digital History in Japan”を作成しました。グループには、2000年以降はあまりに増えていくので、ひとまず1999年までの文献情報を載せています。

 

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作成の目的は、「日本の歴史学におけるDHの歴史」について、実践された研究者による回想録のようなものではなく、実証的に論じられた通史が見当たらないことにあります。

上のように言い切ってよいかについてはもちろん不安はあり、例えば、「日本の歴史学におけるDHの歴史」を論じた文献に、
・『歴博』(140), 2007における「特集 コンピュータ歴史学の歴史
・後藤真「日本史学と情報技術―30年で変わったこと,変わらなかったことー」『研究報告人文科学とコンピュータ(CH)』vol. 2017-CH-115, no. 13.
等がありますが――特に後藤論文には「日本史学」とタイトルにあるように――歴史学全体を論じたものではない。

デジタルヒストリーは歴史学の体系内にいずれは位置づけられていくべき、と個人的には考えていますが、そのような場合(あるいはそうならない場合でも)、20世紀の歴史学研究において情報技術やデータベースあるいはパソコンの利用に関し、どのような議論があったのかは、ふり返りやすくしておいた方がよいと思い作成しました。これが目的です。

 

漏れが多分多数あるのではと思うのですが、ご存じの方、発見された方は、遠慮なくご登録いただけると幸いです。

 

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