考古学史オーラルヒストリープロジェクト“Personal Histories Project”

ケンブリッジ大のMcDonald Institute for Archaeological ResearchのリサーチフェローPamela Jane Smithが主催する研究プロジェクト“Personal Histories Project”が興味深い。Pamela Jane Smithさんは、イギリスとカナダの20世紀の考古学史を専門とする研究者。

“Personal Histories Project”では、シニアの考古学研究者を招いて、研究上の思い出や人生について語ってもらう講演会を開催し、それを記録するというオーラルヒストリープロジェクト。考古学史の史料収集とその蓄積が目的だが、その講演会の記録は、大学のサイトで公開されており、集めた資料(史料)を教育でも活用できるようになっている。

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(日本の)歴史学界でも、ここ数年、高齢の研究者による思い出語りや史学史上の記録のような文献の刊行が相次いでいる印象があるが、こういった講演動画を公開するというのもやってほしいなぁと。(公開される側は嫌がるかもしれんが。)

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リモートセンシング技術を用いた、リーズ大の考古学プロジェクト“DART Project”

イギリスのリーズ大学のチームによるリモートセンシングを用いた考古学プロジェクト。

リモートセンシングとは、要するに、「物を触らずに調べる」技術、ということで、掘り返さずに遺跡を特定し調査しようというもののようだ。

プロジェクトはイギリスのArts and Humanities Research Council (AHRC)と、Engineering and Physical Sciences Research Council (EPSRC) の共同助成を受けたもので、今年はCambridgeshireでの調査を始めたばかりとのこと。

ちなみに、このプロジェクトは“Open Science”として進められるもので、研究データやアルゴリズム、イラストなどの研究素材などはオープンに提供されるという。

聖地を対象とした情報考古学プロジェクト“Digital Archaeological Atlas of the Holy Land”

現代のイスラエル、パレスチナ、ヨルダン、南レバノン、シリア、シナイ半島地域の聖地を対象とした考古学研究と、GISを含むIT技術を融合させた、聖地の情報考古学研究プロジェクト。このサイトでは、先史時代から20世紀までを対象に、歴史地図とデータベース検索の二つがメインテーマに据えられている。

プロジェクトは、Digital Archaeological Atlas Network for the Mediterranean regionという地中海周辺地域の情報考古学ネットワークの一つの研究成果となっており、アメリカやイスラエルを中心に30名以上の研究者がデータ提供を行って運営されているとのこと。

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しかし、見にくいサイトだなと。