タグ別アーカイブ: 研究振興

イギリスの大学における人文・社会科学のアドヴォカシーのためのウェブサイト“Humanities Matter”

イギリスの大学における人文・社会科学の教育や研究活動を擁護し、促進を求めるキャンペーンサイト。2010年11月に公開され、UCLやLSE等の研究者が名を連ねているが、あまり更新頻度は高いわけではないようだ。

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文科省の「人文学・社会科学の振興に関する委員会(第6期)」配付資料(第1・2回)を見て

文科省が、人文学・社会科学の振興に関する委員会(第6期)の第1回と第2回の配付資料を公開している。人文・社会科学系の研究環境に関するデータもまとめてあって、なかなか興味深い。

眺めていて気づいたこととしては、

・「学術振興のための研究者間での議論そのもの」の振興についての議論があっても良いのではと思う。

・大学所属の研究者にとって、研究活動よりも重くのしかかっている(?)「教育活動」についても議論に含められてもよいかもしれない。

…しかし、人文学・社会科学 関連データ(平成23年6月)を見ていて、「我が国の人文・社会科学の研究者は、研究者全体の1割。」とは寂しい限り。その1割にどれほど多くの研究分野が含まれているのだろうか。

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日本学士院が明治44年以降の授賞審査要旨を電子化公開

日本学士院が、前身の帝国学士院時代から始めた学士院賞などの授賞式で配付している授賞審査要旨というものを電子化して、3月3日に公開している。

これは、明治44年に第1回の授賞式が開かれて、平成22年で100回を迎えた記念事業の一環としてのもの。

その間の受賞者は、のべ恩賜賞155件167名、学士院賞(帝国学士院賞、日本学士院賞など)637件726名、日本学士院エジンバラ公賞12件12名という。

第35回(昭和20年)の授章者が多いような気が…するのは気のせいなのか?どうなのか。

いわゆる、西洋史というテーマでは、第41回(昭和26年5月15日)「出土史料によるギリシア史の研究」(粟野 頼之祐)が最初なのだろうか。

なかなか貴重な資料なのでは。

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METRIS、イギリスにおける「政策のための人文・社会科学」の動向を紹介

METRISのニュースで、イギリスにおいて人文・社会科学が政策決定などに貢献するものとして重視されつつあると紹介されている。

社会科学についてもいろいろ書かれているが、人文科学については以下のことが取り上げられている。

・2005年にそれまであった、Arts and Humanities Research Board をArts and Humanities Research Councilに格上げ。その後、政策方面への進出強化や‘AHRC Delivery Plan 2011-2015’による学際的研究の推進

・研究助成の動向

・人文系の研究基盤と人文系に関わるビジネスとの知識交流を政府が推進

なお、METRISは、2010年11月24日にヨーロッパ委員会が公開した、社会科学・人文科学の研究動向を伝えるポータルサイト“Monitoring Emerging Trends on Social Sciences and Humanities in Europe”のこと。

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文科省の「人文学及び社会科学の振興に関する委員会(第6期)」

文科省が5月11日に開催した「人文学及び社会科学の振興に関する委員会(第6期)(第1回)」の議事録がHPで公開されている。6期もやっていたことにまず驚いた。

今期の委員会はこれまでの委員会での検討を踏まえた議論を行うようだが、どういう位置づけの委員会で、今後提出することになるであろう「報告」というものがどういう意味をもつのかもよく分からない。

会議では以下の点に沿って議論が行われている。

審議事項といたしまして、2点整理しております。1点目といたしましては、人文学・社会科学の意義・役割を踏まえた振興・発展のあり方として必要な観点というものを3点ほど整理させていただいております。その上で、3点の観点から検討が必要な具体的方策ということを2のほうで整理させていただいているところでございます。

まず最初の1でございますが、3点の観点のまず1点目でございます。これは特に平成21年の人社委員会の報告のほうでご指摘もいただいているところでございますが、欧米の研究紹介でない、日本の歴史や社会と直接向き合う研究の推進など、人文学・社会科学の学問的発展ということを掲げさせていただいています。すなわち(1)につきましては、人文学・社会科学そのものの発展ということを観点として掲げているものでございます。

そして、2点目といたしましては、平成21年の人社委員会の報告、あるいは本年1月の学術分科会の審議経過報告でもご指摘をいただいているところでございますが、政策や社会からの要請を踏まえた人文学・社会科学の機能の発揮と。この2点目といたしましては、人文学・社会科学の政策、あるいは社会への貢献という観点でございます。

そして、3点目といたしましては、21年あるいは本年1月の審議経過報告でもご指摘をいただいている事項でございます。また、(1)(2)に共通する事項とも言えるものでございますが、国際化の推進ということを3点目の観点と掲げさせていただいているところでございます。

その上で2でございますが、その3つの観点から検討が考えられる具体的方策といたしまして、主に21年の人社委員会の報告や本年1月の学術分科会の審議経過報告から具体的な例を掲げさせていただいたものが2でございます。

まず(1)学術的な役割・機能の発揮、すなわち人文学・社会科学のそのものの発展といたしまして、例えばそこにございますように研究の細分化を克服するための共同研究の推進、あるいは独創的な研究成果を創出できる人文学者・社会科学者の養成、研究体制、研究基盤の整備・充実といったことが考えられるのではないかということで掲げさせていただいております。

そして、2点目の政策や社会からの要請への対応につきましては、人文学・社会科学の「社会的な役割・機能の充実」と整理させていただいた上で、具体的な例といたしまして、社会的要請や他の学問分野からの要請の把握、あるいは異分野との融合の促進、課題解決のための研究推進、研究者と実務者との協働体制の構築、研究評価・研究発信の改善といったことを具体例として掲げさせていただいております。

そして、3点目の国際的な役割・機能の充実といたしましては、国際的に我が国に求められているニーズの把握、そしてそのニーズも踏まえた発信力の強化、そして国際的な活動、国際化の状況につきましては、分野により差があるというのが現状でございますが、幅広い分野において取り組み可能な事例の普及も含めた国際交流活動の拡大、あるいは地域研究の充実・活用なども含めまして、研究協力や国際貢献への人文学・社会科学の成果の発信といったことを具体的な例として掲げさせていただいているところでございます。

資料2を中心といたしました今期の本委員会の審議事項の案についての説明は以上でございます。

このあとに出てくる議論では、人文・社会科学系の学問を取り巻く問題についていろいろと重要な指摘をしていると思う。特に、賛否は分かれるだろうが、「政策や社会からの要請を踏まえた人文学・社会科学の機能の発揮」については自分としては必要な方向性だと思う。

なお、文科省のHPを検索すると、過去の委員会の報告は2種類見つけたが、それ以前のものはどうなっているのだろうか。探せば出てくるのだろうか。

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