歴史研究者と一般市民の過去の認識方法の違いを主題とした“Subjecting History”

Trevor R. GetzとThomas G. Padillaの二人が編集する“Subjecting History”がオープンレビュー形式で公開されており、執筆分担者が募集されている(11月15日まで)。

この本は、「アカデミックな歴史学は過去を十分に表わしているのか?」「ノンアカデミックな人の過去の理解の仕方とアカデミックな歴史学の過去の認識の在り方は対立するのか、あるいはしないのか?」「対立する解釈を無視せずにアカデミックな歴史学が過去をよりよく表現するための方法とはどのようなものか?」という問い、いわば、歴史学的な歴史認識と一般市民の歴史認識の違いをテーマとしたもの。また、“Subjecting”という言葉には、歴史というものが文章の中で議論されている極めて重要なトピックであるということを示す意図と、編者として歴史をもうすこし市民の中に“投げ出したい”という意図、の2つの意味が込められている。

オープンレビューを選択したのは、テーマに従って、研究者に限らず広くコメントを受け付けるためだろう。完成した暁には、オハイオ大出版局から刊行が予定されているが、その際コメントも可能であれば含めたうえで刊行されるようだ。

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一般的に、歴史研究者のコミュニティは一般市民の「誤った歴史観を正す」という姿勢が濃厚だと思うが、あえてそこにとどまってその姿勢に対し問いを立てるというものと言えるだろう。

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