東大東洋文化研究所の「谷文晁派(写山楼)粉本・模本資料データベース」

2011年7月14日に、東京大学の東洋文化研究所が、江戸時代後期に活躍した江戸南画の領袖、谷文晁(1763~1840)一門による粉本群についての画像データを検索できる「谷文晁派(写山楼)粉本・模本資料データベース」を公開した。

谷文晁一門については以下の説明がある。

画家は習画過程から過去の画像を学び、師匠から粉本を受け継ぎ、さらに自ら様々なイメージを収集して自分なりのストックを作っていく。つまり、画家は各々画像データベースを持っており、それは完成画のみでは知り得ない絵画史観を覗くための資料となる。のみならず、谷文晁一門は松平定信(1758~1829)による『集古十種』(1800年公刊)編纂に関わって什物調査を行っており、その規模は国家的な文化財行政プロジェクトというべきものであった。その意味で、この粉本群が江戸時代後期の一画家が見た古画群という枠組みを超え、江戸時代後期における東アジア絵画の理解を復元的に考察するために重要な資料群である。(板倉聖哲)

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