Journal Citation Reportsの分析は歴史学の雑誌論文にはなじまないというAmerican Historical Associationの記事

American Historical AssociationのAHA Todayの記事で、少し前にリリースされた学術誌の評価分析用データベースJounral Citation Reports(JCR)2010の結果、AHAのAmerican Historical Reviewが歴史関係では最も引用された雑誌とされているものの、そもそもその評価は本当に「妥当」なものなのかという点について議論している。

指摘のポイントは以下の3点のようだ。

・JCRが分析に用いているのは、歴史関係ではわずか43誌だが、AHAが作っている歴史学関係雑誌のディレクトリデータベースには、英語で査読つきの雑誌は406誌あり、分析対象が圧倒的に少ない。

・分析で使われている引用数は歴史学領域ではない雑誌の数字である。

・評価方法は過去2年間の論文数を2010年の引用数で割ることで算出しているものだが、それは歴史学の論文の利用方法を図る上ではなじまないものである。(なお、これについてJCRも認めているとのこと。また、2010年のAmerican Historical Reviewの論文の引用数は全体で1156だが、そのうち770件は2001年前に刊行されたものという。)

まあ、平気で何十年も前の論文や本を研究に使うし、その通りかと。

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