文科省による「博士課程修了者の進路実態に関する調査研究」

文科省が、平成23年3月付けで「博士課程修了者の進路実態に関する調査研究」を公開している。

いろいろとデータを提示していて興味深いものだが、人文科学系博士課程修了者に関する調査結果のまとめ(pp. 92-93.)としては、

人文社会科学系の博士課程修了者の進路については、そもそも進路把握率が非常に低く、判明している中ではその多くが大学・研究機関への就職となっており、理系分野に比べキャリアパスの多様性は低い。背景には、「博士課程≒研究者養成」の認識及び実態があるものと想定されるが、今後当該分野の博士課程修了者の活躍の場を広げるためには、まず現状における多様なキャリアパスを提示し、博士課程終了後の進路の可能性を提示していくことが重要である。 

とされている。

だが、生活がかかっているとはいえ、それまで研究者として生きることを念頭においていた者が、非アカデミックなキャリアへ舵を切るときの精神的な「苦痛」や、研究への思いを断ち切ることが出来るかどうかという点について報告書で指摘されていないのは、やはり問題だと思う。単に「多様なキャリアパス」を示せば良いというものではないと思うが。

  • 「博士課程修了者の進路実態に関する調査研究」

http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/itaku/1307208.htm

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