デジタル時代の歴史学にとってのTEI - HistorySPOTの講演動画&音声が公開

2013年12月19日、イギリスIHRのHistory SPOTが、デジタル時代の歴史学研究にとってのTEIをテーマにした講演“Rethinking Historical Research in the Digital Age: A TEI Approach”の動画と音声を公開した。

フランス国立古文書学校 (E’cole nationale des chartes)で博士号を取得したCamille Desenclosが、”2012年”10月9日に行ったもの。ちなみに氏の博論タイトルは‘The Communication Policy of France in the Holy Roman Empire at the beginning of the Thirty Years War (1617-1624)’とのこと。

講演は、歴史研究者の史料の読み方をデジタル技術がいかに変えたのか、歴史研究それ自体が変わったとしたら、TEIはどのように使われているのか、といった内容(らしい)。
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隙をみて後でみる。

 

歴史学の博士号取得者はその後どのように職を得て何をしているのか アメリカ歴史学協会によるキャリアインタビューシリーズ“What I Do: Historians Talk about Their Work”

アメリカ歴史学協会が“What I Do: Historians Talk about Their Work”という新たな試みを開始した。

歴史学でPhDをとった人が、その後どのように職を得て、どのような仕事をし、仕事の何が面白くまたチャレンジングと感じているのか、そしてその仕事の何が好きかを語ってもらうというインタビュー動画シリーズ。

初回は、米国農務省林野部Chief HistorianのLincoln Bramwellさん。ボランティアの消防士としてそのキャリアを始め、フォレストサービスでの日々の仕事や歴史学を役立たせる手法について紹介している。


ちなみに、このインタビューシリーズは、MLAとのパートナーシップによるもので(確か昨年末に発表のあったもの)、メロン財団の助成を受けて行われている。
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人文系研究者のキャリアの幅を広げ、若手研究者にノンアカデミックキャリアへの意識を向けてもらうためのものだが、同時に人文系研究者がどれほど「社会に貢献している」のかを示す取組みと言えるだろう。

ドクターをとったらあとは研究者になるのみ、という思考を壊すための試みとして評価したい。

歴史研究者が見ておくべきTEDの10のプレゼン

2013年4月23日付のAHA Todayの記事で、歴史研究者が見ておくべきTEDの10のプレゼンがまとめられている。

歴史関係の動画が多いが、よく知られている(と思う)ケン・ロビンソンの「学校教育は創造性を殺してしまっている」等の歴史学に留まらないものも含まれている。

 

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機会を見つけて見ていきたい。

個人的には、「ウィリアム・ノエル:失われたアルキメデスの写本の解読」もお勧め。

カルロ・ギンズブルグのインタビュー講演動画「ユダヤ人であるということ、ユダヤ人になるということ」

ニューヨーク公共図書館のウェブサイトで、カルロ・ギンズブルグのインタビュー動画が公開されている。(2013年2月4日付)

タイトルは、“BEING JEWISH, BECOMING JEWISH: a conversation with CARLO GINZBURG”。ギンズブルクは、2012年に自伝的エッセイ集”Threads and Traces: True False Fictive”を刊行しているが、これをベースに自分の出自であるユダヤ人であるということ、ユダヤ人になるということ、そして研究の3者の関わりについて語っているようだ。

Anthony T. Graftonによる講演“Defending the Humanities”

アメリカ歴史学会(AHA)の前会長であるAnthony T. Graftonが会長に就く前の、2010年11月1日にニューハンプシャー大で行った講演“Defending the Humanities”の動画。

Anthony T. Grafton — Defending the Humanities (Part 1 of 4)

Anthony T. Grafton — Defending the Humanities (Part 2 of 4)

Anthony T. Grafton — Defending the Humanities (part 3 of 4)

Anthony T. Grafton — Defending the Humanities (part 4 of 4)

#大学あるある をGifアニメで表現した“The Problems of Academics”が面白い

くだらなすぎて面白い。“The Problems of Academics”というサイトがいい感じに肩の力を抜かせてくれる。

このサイトは、大学あるあるネタを全然関係ないGifアニメで表現しているもので、自分としてはツボにはまってしまった。

自分として面白かったのは以下など。

他にもいろいろ面白いのがあるので、ぜひじっくり。

YouTubeで公開されているDigital Humanities関連動画まとめ

University College LodonのCentre for Digital HumanitiesのPh.Dの学生さんであるGreta Franziniさんが、YouTubeで公開されているDH動画のプレイリストを作成・公開している。

今のところ53件がまとめられている。

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これはありがたい。

2012年4月23日ノースウェスタン大学でのイベント「デジタル時代の人文学」の講演動画

4月23日にノースウェスタン大学で開催された「デジタル時代の人文学」というイベントの動画が公開されている。

Kathleen Fitzpatrick、Tara McPherson、Katherine RoweというDigital Humanitiesの研究者らによるパネルディスカッションが行われたようだ。

詳しくは以下の動画のとおり。

The Humanities in a Digital Age (Northwestern University, April 23, 2012) 

2012/4/19のDan Cohen氏の講演動画@ミネソタ大学

2012年4月19日、ミネソタ大学Institute for Advanced StudyでのDan Cohen(Roy Rosenzweig Center for History and New Media at George Mason Univ.)の講演動画が公開されている。

講演は、要するにデジタルヒストリーに関するもので、ボーンデジタル時代の歴史研究の可能性と危険性をテーマとしたもの。

せんだい歴史学Cafe: USTREAM番組 せんだい歴史学カフェ第7回「○○さんからお手紙届かなかった」 放送予定4月24日(火)19~24時

sendaihiscafe:

USTREAM番組「せんだい歴史学カフェ」 第7回「○○さんからお手紙届かなかった」

放送予定日:4月23日(火)19:00~24:00
 
 
 「せんだい歴史学カフェ」は、仙台からお送りするUSTREAM番組です。
 主に西洋史を研究している若手研究者有志が、歴史学の面白さをわかりやすく伝えるために始めました。
 
 
 第6回のテーマは、「○○さんからお手紙届かなかった」です。
 手紙というのは、歴史学でも良く使われる重要な史料です。手紙の内容は、書く人によって様々で、時にとても個性的だったり、面白かったりします。
 

せんだい歴史学Cafe: USTREAM番組 せんだい歴史学カフェ第7回「○○さんからお手紙届かなかった」 放送予定4月24日(火)19~24時